<思いやりのあるコミュニティ宣言>
 teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
 いつもご協力いただきありがとうございます。

投稿者
題名
*内容 入力補助画像・ファイル<IMG>タグが利用可能です。(詳細)
URL
sage

  • [38]
  • 岡山大学 算数・数学教育学会パピルス

  • 投稿者:TaKu
  • 投稿日:2017年 1月24日(火)21時14分23秒
  • 編集済
  • 返信
 
小数の乗法の意味指導についての一考察 ―倍概念の系統的な指導に焦点化して―
『パピルス』第21号(2014年)75頁-83頁 杉能 道明
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/ja/list/nii_types/Departmental%20Bulletin%20Paper/p/21/item/52919
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/52919/20160528115639457895/papyrus_021_075_083.pdf
P76
H24 A3(1)
>120cmの赤いテープの長さが白いテープの長さの0.6倍に当たるとき,二つのテープの長さの関係を表している図を選ぶ
>34.3%


H24 A3(2)
>120cmの赤いテープの長さが白いテープの長さの0.6倍に当たるとき,白いテープの長さを求める式を書く
>41.3%


式を書くより、図を選ぶ方が正答率が低いですね。

P76
6つのはこに,ケーキが8こずっはいっています。ケーキはぜんぶで何こあるでしょう。
>正答率:23.8%


平成17年の調査ですが、逆順を誤答にしていそうです。

P77
A型では,かけ算の意味理解のときから,たとえば,(単位量当たりの量)x(数量)=(全体の量)などと定義するのである。しかしながら,単位量当たりの大きさの指導は,第5学年に位置づいており,第2学年の子どもに理解できるとは考えにくいという問題点がある。

「定義する」という言い方に疑問はありますね。
考えにくいというのには賛同します。

P77
以上のことから,いずれの教科書も,長さという連続量を扱い,図や数直線を使って考える活動を通して,2mと3mの聞の2.3mや2.4mの大きさをとらえやすくしていると考えられる。そして,最後に,小数のかけ算にしてよいことを言葉で押さえている。
>このような様々な工夫を凝らしでも,結果はついてきていない現状がある。


やはり、図や数直線は分かり難いようです。

P77
しかしながら,立式のわけの説明について,ことばの式だけに頼って,「小数のときも整数のときと同じように考えればよい」と考えるのは無理がある。「80円の2つ分」は言えても「80円の2.3こ分」「80円を2.3回たす」などと説明することができないからである。

ことばの式だけに頼るのは問題だと思いますが、「80円の2.3こ分」「80円を2.3回たす」は間違った考えとは思えません。

P78
また,言葉だけでなく,図と言葉と式をつなぐことも大切にしたい。言葉から図や式をかかせたり,図から言葉や式をかかせたり,式から図や言葉をかかせたりするなどの算数的活動を充実させることで「倍」のイメージを育てていきたい。(図5)

この手の方法は何度も見かけるので、流行りなんでしょうね。

今迄の図や数直線を使った教科書の教え方では【結果はついてきていない現状がある。】指摘はいいのですが、その他はダメダメな文献でした。