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  • 田中氏の主張 2

  • 投稿者:鰹節猫吉
  • 投稿日:2012年10月10日(水)01時31分41秒
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東洋館出版社 プレミアム講座ライブ 田中博史の算数授業のつくり方 p62~

1・2・3年生の文章題指導

□ 文章題で考えるとは?

 次に、文章題指導の話をします。
 1・2・3年生の学習では、文章題が非常にたくさん出てきます。低学年のうちは、子どもたちは簡単だと勘違いして、得意になっているようですが、実は、高学年になって算数ができなくなる子の多くは、低学年から考えることをしていなかった子に多いのです。
 実は、低学年時代は、考えなくても正解になってしまう問題が多いのです。たし算のときはたし算ばかり、ひき算のときはひき算ばかりです。子どもたちは何も考えなくても、文章題は○になります。市販のテストには「たし算」とタイトルが書いてあります。そこに出てくる文章題がたし算以外のはずはないんです。(笑)
 このような体験ばかりしてきた子どもたちが、高学年になってだんだんわからなくなっていくのは、小さい頃から、考えることをさせてこなかった授業に原因があると考えています。そこで私は、子どもたちが今、算数の時間に学んで出会う文章、それから絵、図や表やグラフ、式、こういったものを、大人がどのようにしてイメージをリンクさせていくのかを考えました。例えば、次のような文章題を考えさせてみます。「船が5そうあります。1そうに4人ずつ乗ることにします。」このような問題文になっていると子どもたちは必ず式を間違えますよね。「5×4」と書きます。今まで文の中に出てきた順番に数を使って式を書くだけで、ずっと丸をもらえていた子たちは、必ずこういう問題で引っかかります。
 ところが、この前2年生の子に聞いてびっくりしたことなのですが、「そろそろ式は反対に書かなきゃいけないころだ」と言うんです(笑)。「何で?」と聞くと、「プリントは、後の方になるとそういうふうにしないとバツになることが多い」と言うのです。そういえばそうですよね。まとめのテストの文章題の終わりは、必ず式が逆になる場合の問題が多いのです。まあ、統計的にみる力は素晴らしいものがあるかもしれませんが(笑)、それではやはり意味がありません。
 そこで、この文の後に「何人乗ることができますか」と聞くのを一度やめて、絵にしてみようと指示をします。絵にすることでイメージ化させるのです。文章題は読んだら絵にさせます。絵にするところが考えるところです。正しく絵が描けたら、文章を読み取っていることになります。読み取った絵を見て式をつくるところは、教えていいと思います。「この場面を、このような式に書くんだよ。」と教えます。算数の式は外国語と一緒で、子どもにとっては新しい言葉ですから、教えなければいけません。


↑ 「正しく絵が描けたら、文章を読み取っていることになります。」と、もっともなことを言っているいっぽうで、「読み取った絵を見て式をつくるところは、教えていい」とか「式は言葉」とか言ってかけ算の順序にこだわってます。

 田中氏の主張によると、絵をたくさん描かせると子どもが飽きてくるので抽象化した図を描くようになるということであります。

 それで、田中氏は、「式は言葉」であることや図の描き方を教えるためのドリルをつくったというのですが、それがまたかなりヘンです。

(つづく)