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  • 4マス関係表は「きはじ」の類似品

  • 投稿者:くろきげん
  • 投稿日:2012年10月 9日(火)06時29分20秒
  • 編集済
  • 返信
 
>>1 の4マス関係図の部分に反応。
このスレの本題とは別の話題になってしまうことをお許し下さい。

4マス関係表はどう見ても「きはじ」の類似品ですよね。
確かに「きはじ」よりも良い点があるとは思いますが、
「きはじ」の悪い点(内容を理解しなくても答が出せること)はそのまま温存されています。
これを何のためらいもなく積極的に教えるのは止めてもらいたい。

y と x が y=ax という比例関係にあるとき、仮に上段を x、下段を y にすれば

p │q
─┼─
ap│aq

のような4マスの表を書けます。これが4マス関係表です。
p または q が 1 ならば本質的に「きはじ」と同じ。

添付の画像は

(*) 田中博史、「目的は、「置き換え」の力を育てること」、算数授業研究 Vol.80 (2012)、pp.66-67

にある図の部分です。

メタメタさんによる田中博史氏の4マス関係表への反応が
http://ameblo.jp/metameta7/entry-11134967859.html
http://ameblo.jp/metameta7/entry-11134977342.html
にあります。全然大したことがないものがあたかもすごいものであるかのように
反応している点が気になるところ。この程度のことであれば誰でも思い付くはずなので、
誰が新規提案したかなんて問題はどうでもよいことだとぼくは思いました。

ちなみに、上の(*)の最初の部分で田中氏は

>最近、提案している4マス関係表はいろいろなところで話題をよんでいるようだ。
>私としては比例数直線以外の思考ツールの活用方法が算数教育界で話題になるだけでもうれしい。

と述べています。なんとなく、そのあとの文章を読むと、
田中氏は4マス関係表について自慢げに述べているようにも見える。

算数教育界とは不思議な世界です。

「ひとまず数表でも書いてみるかな」という発想で、実際に数表を書くことにし、
まだわかっていない部分はひとまず空欄にしておく、というようなことは、
算数をマスターしていたら誰でも当然思い付かなければいけないことだし、
実際にそういう発想が欠けていると後で困ると思います。

複雑な状況では数表を4マスですますことは不可能になりますが、
どんなに状況が複雑になっても「ひとまず数表でも書いてみるかな」という発想は役に立つ。

図を描いたり、グラフを描いたり、数表を書いたり、文章を要約したり、……と、
様々なことをしながら考えることは算数で習うはずの大事な事柄です。
本当に大事なのは、それらを「きはじ」のようにパターン化して使うのではなく、
一般的な思考のツールとして自由に使えるようになることです。
「数表を書く」「ひとまず空欄にしておく」という発想を4マス関係表のような使い方をした途端に
「ひとまず数表でも書いてみるかな」のようなあらゆる場所で通用する考え方とは
まったく別物になってしまいます。