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映画についての文章を書く/読むということについて

 投稿者:切通理作  投稿日:2005年 1月26日(水)00時59分31秒
   Kさん、評論というものはなるほどとっつきにくく、知識のひけらかしに見えるかもしれませんが、アニメを見たときの体験を、ノスタルジーではなく「生きた」ものとして語っていきたいというのは、アプローチの仕方は違うにせよ、僕も阿部さんも変わらないと思います。僕は他人の知識というのは、自分にあらかじめないものでも、啓発されることがあります。そういう知識がないとアニメが楽しめないという意味ではなく、アニメを見ることも含めて、自分が日常を送っていくときの栄養分になるんです。

http://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml

 


千尋論拝読

 投稿者:K  投稿日:2005年 1月26日(水)00時40分34秒
  はっきりいいます。こんなものが平然と大学で語られていることには私怒りすら覚えました。

宮崎語りには一定のパターンがあって、一番多いのがナントカの象徴がどうこうと論じてくるアレです。そこに自分の読んだ本だの映画だのを引用してきて論を肉付けする、というのが定石で。

切通さんのものをはじめ、どうしてこんな不毛な代物が堂々と世間に流通してしまっているんだろう。蛸壺アニメ論壇をあらためて実感いたしました。
 
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阿部さんこんにちは

 投稿者:切通理作  投稿日:2005年 1月25日(火)18時14分46秒
   阿部さんの『千尋』論、まずはざっと拝読。
 時間をかけて細部をもう一度たどってみたいと思います。

 阿部さんが指摘した、『トトロ』の抽象性の問題ですが、僕もたまたま参加している竹書房の「クリエイターズファイル 宮崎駿の世界」で対談の席に出てきている鈴木敏夫さんが『トトロ』の成立について非常に興味深い発言を行っており、阿部さんの指摘とまさに照応すると思うので、ぜひ一度読んでみてください。
 端的に言えば宮崎駿さんが始めやりたかったのはお化けの「具体性」の方であり、映画の方法論として結果的に「抽象性」を入れ込んで作ったのだということです。それを鈴木さんは「文学的」と表現しています。
 阿部さんの文章に戻れば、この「文学性」が次作『魔女の宅急便』以降の宮崎アニメを変えていったのだろうと思い、なるほどと発見がありました。

 僕が小黒さん交えての対談の席で『トトロ』を評価したのは、ひとつにはミヒャエル・エンデ『果てしない物語』の映画化作品におけるラストにみられるような、ファンタジーが現実にいとも簡単に介入することへの無神経が、『トトロ』にはないということへの賛同だったのだと思います。それは『E.T』のような子ども時代への正当化とも違い、あくまでトトロとの出会いを通過点として捉えているということにも通じます。
 しかしそれは、同時代的思考の中での話であって、いまから考えると宮崎さんという作家の作品という文脈ではさして本質的なことではなかったのかもしれないとも、鈴木さんのお話を読んで思っていたところでした。

 『トトロ』に肯定的なもうひとつの理由は、あの作品に仕掛けられた数々の、たとえば阿部さんだったら弁当箱の中身に見出すような、あるいは絵本のトロルと重ね合わせるというような、現代の女の子が見て入っていきやすい工夫が、仮になかったとしても、十分な体験性を、ノスタルジーではなく「生きた」ものとして持っているのだということです。それはクリエイターズファイルの中で自分が書いた原稿で展開されていますので、併せてご一読くだされば幸いです。

http://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml

 
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ご案内

 投稿者:阿部嘉昭  投稿日:2005年 1月25日(火)04時26分41秒
  みなさんへ。

昨年の12月に
『ハウルの動く城』の講義を立教でやったんだけど、
そのからみで01年立教での
『千と千尋』の講義草稿を
僕のサイトに載せました。
切通君についての言及もある。
ですので、よろしければ覗いてみてください。

PS
最近はこのBBS、
みなさんのカキコが少ないので
ちょい淋しい。
俺は定期的に開いてる。
そういうふうにチェキしてる人間がいるんだから。

http://abecasio.s23.xrea.com

 

なるほど!

 投稿者:切通理作  投稿日:2004年12月25日(土)11時16分55秒
   たしかに血のつながらない者どうしの家族的生活ですよね。
 しかも『ハウル』の場合は、山田作品ではせめぎ合っていた定着と放浪が一体のものとなっている。寅さんが全国どの場所で金欠になっても救いに来てくれるさくらの裏返しのように、ソフィーは終わらない旅をともにしているのかもしれませんね!

http://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml

 
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ハウルの動く城

 投稿者:佐藤利明  投稿日:2004年12月24日(金)22時20分54秒
  日ごとにジワジワときています。何故、倍賞千恵子さんだったのか? 先日、大阪の千日前の映画館で観ていて、もしかしたら? と(妄想に近いですが)思いました。ハウルが不在の夕餉の時、ソフィーがふと二階への階段を見やるショットがあります。そのときに「お兄ちゃん」という倍賞さんの声が聞こえたような気がしました。もしかしたら? あの疑似家族のなかで、ソフィーが果たしていた役割は・・・ それから、動く城が、あの「とらや」に見えてなりませんでした(笑) しかも、動く城を肯定しつつ否定する。逃げることも、嘘をつくことも、壊す事もすべて肯定してくれる。なんという映画だろう! 

>切通さん
 トークショーではお世話になりました。ようやく、落ち着いたところといいたいですが、大晦日までバタバタです(笑)
 

感謝

 投稿者:切通理作  投稿日:2004年12月22日(水)09時06分58秒
   阿部さんの書評はいつも新たな発見があります。
 あとがきをああいう風につなげてくださるとは「!」と思い、嬉しくなりました。
 作家論というのは可能性の発見でもあると改めて認識しました。
 サイトもぜひ読まさせていただきます!
 

http://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml

 
ケータイで撮った動画を掲示板に投稿

お知らせまで

 投稿者:阿部嘉昭  投稿日:2004年12月21日(火)23時42分59秒
  何と!!
小学館「sapio」に
僕が書いた切通君の『山田洋次の〈世界〉』の書評が載りました。
05年1月5日号、北朝鮮の表紙のヤツ。
もしかすると、明日ぐらい店頭かもしれない。
短い原稿なので
みなさんもぜひ立読みででもチェキしてもらえれば。
一応お知らせまで。

あと、俺のサイトもチェックしてね。
最近は原稿アップが連続しているはずですので。

http://abecasio.s23.xrea.com

 
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訂正

 投稿者:切通理作  投稿日:2004年12月17日(金)22時35分44秒
   その粋→その域

http://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml

 
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なんと!

 投稿者:切通理作  投稿日:2004年12月17日(金)22時34分54秒
   あらいさん、情報ありがとうございます。
 ぜひ見てみます。佐藤さんが挙げてくださっているなんて、嬉しいですね。
 中学生の頃に読んだ映画の本は、佐藤忠男さんの本でした。
 『山田洋次の<世界>』のために当時の評論を読んでももっともシャープな論稿が佐藤さんの書いたものでした。
 ビデオのない時代の、あの抽出力と再現力はすごいですね。僕も少しでもその粋に迫れたらと思います。

 『ULTRAMAN』いよいよ明日公開ですね!
 北村龍平さんのゴジラも素晴らしかったので、今年はゴジラもウルトラマンもとても充実していて、こんな気分が味わえるなんて、嬉しい意外性でした。
 

http://www.gont.net/risaku/krdsh.shtml

 

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